家を建てる前に知っておこう!ZEH(ゼッチ) 住宅
2024/03/28 Thu.
目次
お家を建てる前に検討材料として知っておいていただきたいキーワード「ZEH住宅」をご存知でしょうか。
世界的なカーボンニュートラルの取り組みとして、政府では2030年には新築住宅の平均でZEHにする目標を掲げています。
お家をご検討される方であれば住宅性能は気になる方も多いはず。メリット、デメリット合わせてご紹介します。
ZEH(ゼッチ)住宅とは
ZEH(ゼッチ)住宅とはNet Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略でエネルギーをプラスマイナス0にする家のことです。
ここでいうエネルギーとは光熱費のことで冷暖房や照明、給湯器などにあたります。
このエネルギーを次の3つを使用することで使うエネルギーと創るエネルギーでプラスマイナス0にする住宅をZEH住宅と言います。
①家で使用しているエネルギーを省エネ機器でエネルギーを削減
②高い断熱性能で消費エネルギーを削減
③太陽光発電でエネルギーを創る(創エネ)
省エネ機器とは、高効率エアコンや照明(LED照明)給湯器などがあります。これらの省エネ機器は一次エネルギー基準をクリアした商品を選ぶ必要があります。
高い断熱性能とは、外気に触れている屋根・外壁・窓の断熱性能のことで、地域によって断熱性能基準は異なります。外皮性能基準をクリアした高い断熱性能が必要です。
断熱性能についての詳しい内容はこちらの投稿をご覧ください。
住宅に気密性能・断熱性能は必要??
ZEHにするメリットは?
ここではZEH住宅にするメリット、デメリットについてご説明します。
・光熱費を抑えられる
・環境にやさしい家
・夏涼しく、冬は暖かい 一年中快適に過ごすことができる
・健康リスクを低減 温度差により発生するヒートショックを軽減
・災害時には在宅避難生活が可能に。太陽光発電で電気を創る、蓄電池で電気を貯める、エネファーム・エコキュート・エコワンで水を確保することで非常時に役立つ。
・補助金が使える
・資産価値が高い
ZEHにするデメリットは?
・建築コストが高い
・メンテナンス費用がかかる
・間取りデザインに制限が発生する
・太陽光エネルギーが一定しない
高性能な住宅になるため建築コストは高くなります。どの建築会社でも坪単価はかなり変わってくるでしょう。また太陽光発電や省エネ機器は機械物なのでメンテナンスが必要です。毎月の光熱費が安くなることを踏まえて慎重に商品を精査する必要があります。
ZEH住宅では高い断熱性能が必要になるため間取りやデザインに制限ができます。例えば大きすぎる窓や意匠に凝した住宅はできない可能性があります。
まとめ
ZEH住宅の普及率は2022年注文戸建て住宅で33.5%と徐々に件数は増えてきています。
とはいえZEH住宅はかなりの建築コストがかかるため、なかなか普及しないのが現状のようです。
2025年4月からすべての新築住宅・非住宅に省エネ基準適合が、努力義務から適合基準へと義務付けられます。
MOOR HOMEはZEHビルダーです。ZEH住宅はもちろん補助金申請も可能です。
ZEH住宅相当の外皮基準(高断熱住宅)がMOOR HOMEの標準仕様になります。
ご興味ある方はMOOR HOMEまでお気軽にご相談ください。