住宅に気密性能・断熱性能は必要??
2024/01/30 Tue.
目次
住宅を検討中の方であれば一度は耳にしたことがある気密性能・断熱性能。そもそも気密性・断熱性とは何か?工務店選びの際に重視したい点など当社の住宅性能と合わせてご紹介したいと思います。
気密性能 とは?
気密性能とは「隙間を減らした住宅」のことです。 隙間風が吹くほどの隙間でなくても、窓や扉のまわり、壁と床の間、コンセントの周りなど、ごくわずかな小さい隙間でも空気が出入りしているものです。 この隙間がたくさんあると夏の暑さや冬の寒さが室内に侵入し、冷暖房をたくさん使用することになります。さらに冷暖房の空気もその隙間から外部に漏れ出てしまい光熱費が上がってしまう原因になります。
断熱性能 とは?
断熱性能とは「室内と屋外で熱を伝えにくい住宅」のことです。 外の暑さや寒さは壁や窓を通して家の中に伝わってくるもの。通常住宅には壁や天井、床の間に断熱材を入れ室内の保温力を高めますが、この断熱材には様々な種類と施工方法があります。
気密性・断熱性が良いと具体的に何が良いのか
気密性・断熱性が良いと外気温に左右されないため、冬は魔法瓶のようにの熱を保温し、夏はクーラーボックスのように涼しさを保つことができ、少ない冷暖房でも室内の温度を一定に保つため、省エネで光熱費の節約になります。また交通事故よりも死亡率が高いとされているヒートショックは急激な温度変化により発生するため、お部屋の温度が一定に保たれているお家では危険性が低くなります。当社の断熱材は防音性も高いため、外の工事現場の騒音に全く気が付かなかったなどのお声もいただいております。
断熱材の種類
断熱材には大きく分けてグラスウール、ロックウール、発泡ウレタン、セルロースファイバーの4種類があります。
当社ではグラスウールよりも断熱性、防音性が高く、発泡ウレタンよりも耐火性が高いロックウールを採用しております。
ロックウールとは玄武岩などの天然岩石や、溶鉱炉で生成された溶融スラグといった鉱物を原料につくられた人工の鉱物繊維で、発がん性はお茶やコーヒーと同じ「ヒトに対する発がん性が分類できない」に属するため安全です。
断熱材の施工方法
前述の通り断熱材には様々な種類がありますが、良い断熱材を使用していても施工方法が悪くては全く意味がありません。壁の間にしっかり隙間なく断熱材を詰め、ずれ落ちたりしないように施工することが大切です。 当社では断熱材を詰めた上に気密テープで隙間を埋めていきます。これにより気密性能をさらに高め、C値平均0.5/㎡=家全体の隙間を建物40坪の場合でハガキ0.5枚分ほどの隙間しかないことになります。 (C値(熱貫流率):熱の流れやすさを示す指標でC値が低いほど気密性が良いとされています。)
重要なのは断熱材だけじゃない
断熱材の他にも直接外気に触れている窓にも断熱性能があります。窓の数が多かったり、大きな窓のあるお家はどうしても断熱性能が落ちてしまいます。当社では結露しにくく断熱性能の高い樹脂サッシ複層ガラスを採用。Ua値平均0.5以下のZEH基準の断熱性能になります。(Ua値(外皮平均熱貫流率):室内と外気の熱の出入りのしやすさの指標でUa値が低いほど断熱性能が良いとされています。)
まとめ
住宅性能といえば、耐震性の次に挙げられる気密性・断熱性。
世界的なカーボンニュートラルの取り組みに向けて、住宅の省エネ基準はますます厳しくなることが予定されています。将来を見据えても気密性・断熱性はお家づくりの重要なポイントと言えるでしょう。
MOOR HOMEではZEH住宅基準の気密性能・断熱性能を標準仕様としております。ZEH住宅については次の投稿でご紹介させていただきますので是非ご覧ください★